学術情報
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 獣医学専攻オープンセミナー2010【1】
平成22年2月24日(水) 会場:りんくうキャンパス 第1講義室
- 16:30〜18:00
- 演題:「感染症、特に敗血症診断の最近の流れまでと今日的な話題」
演者:松久 明生(扶桑薬品工業(株)研究開発センター 主席研究員/ 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 客員准教授)
要旨:19世紀後半において感染症の診断法は確立された。それはコッホから始まる培養法による細菌の分離法であったが、21世紀においてもその基本的な流れは変わっていない。1991年ACCP/SCCM consensus conference (USA) による治療のための敗血症の定義が確立され、敗血症とは感染 (infection) による全身性炎症反応 (SIRS) とされた。2001年から2010年に至るsurviving sepsis campaign guideline (SSCG) という敗血症の死亡率を下げるための世界規模 (EU/North-South America/JAP/Australia) の治療のためのガイドラインにも培養法の重要性と、それに基づいた抗菌剤のde-escalation治療が記載されている。講義ではこの歴史的流れを俯瞰しながら、敗血症の発症の考え方の変化、或いは診断の発展的な方法を紹介したい。
生命環境科学研究科獣医学専攻博士論文公聴会
平成22年2月2日(火) 会場:りんくうキャンパス獣医学舎第1講義室
- 14:00〜14:50
- 発表題目:複合筋活動電位(CMAP)を用いたボツリヌス毒素および抗毒素の定量法の開発
発表者:鳥居 恭司 - 14:50〜15:40
- 発表題目:わが国で発生したA型およびB型乳児ボツリヌス症起因菌の遺伝学的解析
発表者:梅田 薫 - 15:50〜16:40
- 発表題目:Studies on antiviral activity of mannan-binding lectins against influenza A virus (A型インフルエンザウイルスに対するマンナン結合レクチンの抗ウイルス活性に関する研究)
発表者:河合 高生(論文博士) - 16:40〜17:30
- 発表題目:Studies on preventive and improvement effects of kampo medicine on the decline in reproductive functions and peripheral blood flow in aged female rats
発表者:市橋 優(論文博士)
平成22年2月5日(金) 会場:りんくうキャンパス獣医学舎第1講義室
- 14:00〜14:50
- 発表題目:ddY系由来遺伝性白内障マウスに関する研究
発表者:近藤 友宏 - 14:50〜15:40
- 発表題目:Dysferlinを欠損するSJLおよびA/Jマウスにおける骨格筋病変の系統間差に関する分子病理学的研究
発表者:小林 欣滋 - 15:50〜16:40
- 発表題目:<ミエリン疾患ミュータントラットにおけるグリア細胞の特性と役割に関する病理学的研究
発表者:井澤 武史 - 16:40〜17:30
- 発表題目:ES細胞によるパーキンソン病の治療に関する基礎的研究
発表者:奥野 剛
平成22年2月9日(火) 会場:りんくうキャンパス獣医学舎第1講義室
- 14:00〜14:50
- 発表題目:Isolation and identification of Vibrio campbellii as a shrimp pathogen and development of a multiplex PCR for detection of V. campbelli, V. harveyi and V. parahaemolyticus
発表者:Soumya HALDAR - 14:50〜15:40
- 発表題目:Effect of natural spices extracts on the virulence expression in Vibrio cholerae
発表者:Shruti CHATTERJEE - 15:50〜16:40
- 発表題目:Genetic diversity of superintegron and its implication in the development of molecular typing tools for epidemiological studies of Vibrio cholerae
発表者:Nityananda CHOWDHURY - 16:40〜17:30
- 発表題目:健康牛および下痢症患者から分離した志賀毒素産生性大腸菌の細菌学的性状および薬剤耐性パターンの比較
発表者:呉 育羅
発表会に関するお問い合わせ先:生命環境科学研究科獣医学専攻 稲葉 俊夫
(内線:りんくう2456)
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 第385回 獣医学専攻学術集談会
平成22年1月21日(木)午後4時00分から 会場:りんくう学舎 多目的ホール
- 16:00~16:40 <学術集談会>
- 演題:「病原細菌のライフサイクルに着目した感染制御法開発へのアプローチ」
演者:三宅 眞実(獣医公衆衛生学教室)
要旨: 病原細菌の多くは、一般環境と宿主体内の両者をニッチェとしたライフサイクルを形成し、それぞれの環境で異なる遺伝子発現パターンを示しながら循環している。この発現パターン変化は、ライフサイクル中のpH、浸透圧、温度などの物理的因子が引き金となることは古くから知られている。しかしそれ以外の化学的・生物学的環境因子が菌の生理にどのような影響を与えているかはいまだ不明な点が多い。演者は新奇な感染症制御の方法論確立を目指して、病原細菌のユニークな環境応答メカニズムの解析を開始している。本演題ではその解析手法の概要を紹介し、将来展望を考察したい。 - 16:40~17:20 <学術集談会>
- 演題:「イヌ子宮蓄膿症の発生機構について」
演者:喜田 加世子(獣医繁殖学教室)
要旨:イヌの子宮蓄膿症は高齢犬の発情休止期に発生しやすいことがよく知られている。しかしその発生機構については未だ明らかにされていない。演者はこれまでに、子宮内の感染防御因子の発現が発情周期に伴って変動し、このことが子宮蓄膿症発生の一因となる可能性を示してきた。 そこで本発表では、これまで調べてきたイヌの子宮における感染防御因子発現についてまとめ、イヌの子宮内感染防御機構の一端を明らかにするとともにこれらの子宮蓄膿症への関与を考察したい。さらに、イヌ子宮蓄膿症において多くの場合併発している嚢胞性子宮内膜過形成(CEH)との関係についても、新たな知見が得られたので紹介したい。
(学生、院生、獣医学専攻以外の方々の来聴も歓迎します。)
生命環境科学研究科獣医学専攻大学院演習
平成22年1月21日(木) 会場:りんくう学舎 多目的ホール
- 13:50〜14:30 <獣医環境科学特別研究F(中間発表)>
- 演題:志賀毒素産生性大腸菌O157,O26及びO111に対する簡便で迅速な分子疫学的解析法の開発
演者:杉本典彦(国際防疫学) - 14:30〜15:10 <動物構造機能学特別演習B(ミニレビュー)>
- 演題:茶カテキンのアレルギー性疾患緩和機能とその作用機作
演者:池側 泰平 (細胞分子生物学) - 15:10〜15:50 <獣医臨床科学特別研究F (中間発表)>
- 演題:超音波顕微鏡によるイヌの偶角形体表かに基づいた緑内障診断に関する研究
演者:川田学(特殊診断学)
<この後集談会が行われます>
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 獣医学専攻国際オープンセミナー2009 (2)
平成21年12月22日(火) 会場:りんくうキャンパス 第2講義室
- 16:00〜17:00
- 演題:E. coli: the enemy within
演者:Eric Oswald, Professor, PhD and DVM Université de Toulouse National Veterinary College of Toulouse, France.
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 獣医学専攻オープンセミナー2009【4】
平成21年12月14日(月) 会場:りんくうキャンパス 第1講義室
- 16:00〜17:00
- 演題:「モデル動物の開発とその応用」
演者:名古屋市立大学大学院医学研究科 病態モデル医学分野 実験動物研究教育センター
三好 一郎 教授
要旨:医療技術の開発,あるいは,その基本となる生物の仕組みを理解するためには,今のところ個体を対象とする実験を回避することはできない。相当数の種ではゲノムDNAの塩基配列の解読が終了したが,ますますモデル動物は医学生命科学研究に欠かせないツールと考えられている。順遺伝学的方法論および逆遺伝学的方法論に基づく様々な方法で樹立されたモデル動物を用い,疾患の原因遺伝子を同定し,その機能や変異,発症機構が解析されている。特に,遺伝子組換え動物は,新たなモデルとして日常的に作出されるに留まらず,連鎖解析やポジショナルキャンディデートクローニングによって同定された自然発症モデルの疾患原因遺伝子の理論的証明や機能解析にも頻用される。本講演では,我々の研究を中心にモデル動物の開発とその応用について現状を紹介する。
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 第384回 獣医学専攻学術集談会
平成21年12月11日(金)午後3時00分から 会場:りんくう学舎 多目的ホール
- 15:00~16:00 <国際オープンセミナー (1)>
- 演題:Regulation of Thrombospondin-1 and Interleukin-8 mRNA stability in normal and neoplastic ovarian cells by Insulin-Like Growth Factor-1.
演者:Jonathan LaMarre, Department of Biomedical Sciences, Ontario Veterinary College, University of Guelph, Guelph, Ontario, CANADA.
- 16:00~16:40 <学術集談会>
- 演題:「分子ディスプレイ法を利用した機能性分子の作出と臨床応用」
演者: 谷 浩行(獣医内科学教室)
要旨:ウィルスや微生物の表層にタンパク質分子やペプチド分子を提示させる分子ディスプレイ法、とくにファージディスプレイ法は種々の生命現象を明らかにするだけでなく、医薬として機能し得る分子の探索などにも大きな役割を果たしてきた。近年、大腸菌などのバクテリア、酵母、リボソームなどを用いる分子ディスプレイ法の研究も盛んに行われており、ファージディスプレイ法も含めそれぞれが補完的な技術要素として発展しつつある。現在、我々の研究グループでは、ワクチン候補となる抗原や抗体など臨床上利用価値の高い分子の探索・作出に、比較的平易な手技で利用できる大腸菌の分子ディスプレイ法の応用を試みている。これら技術の概要と研究について紹介したい。 - 16:40~17:20 <学術集談会>
- 演題:「病原細菌のライフサイクルに着目した感染制御法開発へのアプローチ」
演者: 三宅 眞実(獣医公衆衛生学教室)
要旨:病原細菌の多くは、一般環境と宿主体内の両者をニッチェとしたライフサイクルを形成し、それぞれの環境で異なる遺伝子発現パターンを示しながら循環している。この発現パターン変化は、ライフサイクル中のpH、浸透圧、温度などの物理的因子が引き金となることは古くから知られている。しかしそれ以外の化学的・生物学的環境因子が菌の生理にどのような影響を与えているかはいまだ不明な点が多い。演者は新奇な感染症制御の方法論確立を目指して、病原細菌のユニークな環境応答メカニズムの解析を開始している。本演題ではその解析手法の概要を紹介し、将来展望を考察したい。
(学生、院生、獣医学専攻以外の方々の来聴も歓迎します。)
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 獣医学専攻オープンセミナー2009【3】
平成21年12月3日(木) 会場:りんくうキャンパス A302 先端バイオ演習室
- 17:00〜18:00
- 演題:「マスト細胞機能発現における抗原受容体シグナル伝達機構」
演者:独立行政法人理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター
上級研究員 西田圭吾博士
要旨:アトピー、食物アレルギー、気管支喘息などのアレルギー疾患は多岐にわたり、日本人では約3割の人がかかる国民的な病気となっている。理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター、サイトカイン制御研究グループでは 上述したアレルギー疾患を克服する為に、研究に取り組んでいる。マスト細胞はアレルギーなどの過敏症において密接な関与が示されている。これまでマスト細胞の脱顆粒(ヒスタミンの放出)には刺激依存的なカルシウムの流入、それに伴う細胞膜と顆粒膜融合の過程が重要であると考えられていた。我々は、細胞膜と顆粒膜融合の過程に加えて、細胞内顆粒移動が脱顆粒において 重要な役割を担っていることを示した。そして、これら顆粒移動の過程がカルシウムを必要としないこと、微小管形成が必須であることを突き止め、さらに微小管形成がFny/Gab2/RhoAを介するシグナル伝達経路によって制御されていることを報告している。さらに、これらカルシウム非依存的な顆粒移動の過程に亜鉛が深く関与していることを突き止めた。亜鉛特異的なキレーターであるTPENを用いマスト細胞の顆粒移動、脱顆粒に対する影響を検討したところ、亜鉛キレーター処理群では顆粒移動、脱顆粒応答が顕著に抑制されていた。さらに、亜鉛キ レーターがI 型アレルギー(受動的皮膚アナフィラキシー)応答を抑制することを示した。以上の結果は、亜鉛及び、亜鉛関連分子がマスト細胞の顆粒移動及び、脱顆粒応答に重要な役割を果たしている事を示唆するものである。また、最近亜 鉛トランスポーターがIV型アレルギー(接触性皮膚炎)に深く関与していることを見出した。マスト細胞活性化におけるシグナル伝達に関する知見とともに、マスト細胞の機能発現と亜鉛との関係についてもあわせて紹介したい。
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 第383回 獣医学専攻学術集談会
平成21年11月17日(火)午後4時から 会場:りんくう学舎 多目的ホール
- 16:00~16:40 <学術集談会>
- 演題:「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の現状について」(仮題)
演者:小野 公二 教授(京都大学 原子炉実験所附属粒子線腫瘍学研究センター長) - 16:40~17:20 <学術集談会>
- 演題:「組織切片からの直接代謝物分析~組織MSプロファイリング~ 」
演者:竹中 重雄(細胞分子生物学)
要旨:質量分析装置を用いた網羅的代謝物分析手法であるメタボロミクスは近年その適用範囲が急速に拡大し、薬効や毒性研究から栄養状態や環境影響による代謝変動を検出可能なことが報告されている。一般にその試料として用いられるのは血液や尿などが主体であり、組織を試料とする場合には抽出操作が不可欠である。そこで病変部の異常を直接的に組織から検出する手法として、組織切片に直接レーザーを照射し、代謝物をイオン化するマトリックス支援レーザー脱離イオン化組織質量分析法(MALDI Tissue Mass Spectormetry)が注目されている。今回はリン脂質症モデルラットの肺を用いて、組織からの代謝物検出に関する検討を行い、リン脂質症に特徴的なイオンを検出することができたので、その成果と今後の展開について報告する。
12月の集談会の開催日が12月11日(金)に変更になりました。
(学生、院生、獣医学専攻以外の方々の来聴も歓迎します。)
大阪府立大学獣医学専攻・大阪府立成人病センター 合同セミナー(獣医学専攻オープンセミナー【3】)
平成21年11月20日(金) 会場:りんくうキャンパス 第4講義室
- 17:00〜18:10 (獣医学専攻オープンセミナー【2】に引き続いて行います。)
- 演題:ウイルス工学を応用したがん細胞標的医薬の開発;肉腫,中皮腫,がん幹細胞の標的化
演者:高橋克仁先生(成人病センター 病態生理学部門) - 演題:細胞接着因子 Nectin/Neclファミリーの病態生理
演者:三好淳先生(成人病センター 分子生物学部門)
「セミナー終了後の懇親会のご案内」
場所:りんくうゲートタワー25階「だんらん」当日6時30分から
予算:一人 5,000円(当日徴収)
参加希望者:山手まで連絡願います(11月13日まで)
院生・学部生・教員へ:成人病センターとはこれまでに6回の合同セミナーを開催しています。りんくうキャンパスへの移転も落ち着き,第7回を開催いたします。現在2件の共同研究がセンターとの間で進んでいますが,共同研究の更なる発掘や研究方針の相談など,異なる分野の先生方と触れ合える良い機会ですので,気軽に参加してください。また,懇親会への参加もお願いします。
世話係:山手丈至(獣医病理学教室)
生命環境科学研究科獣医学専攻大学院演習
平成21年11月17日(火) 会場:りんくう学舎 多目的ホール
- 13:50〜14:30 <動物構造機能学特別研究F(中間発表)>
- 演題:Dysferlinを欠損するSJLおよびA/Jマウスにおける骨格筋病変および遺伝子発現の解析
演者:小林欣滋(獣医病理学) - 14:30〜15:10 <獣医環境科学特別研究F(中間発表)>
- 演題:わが国で発生したA型およびB型乳児ボツリヌス症起因菌の遺伝学的解析
演者:梅田 薫(感染症学) - 15:10〜15:50 <獣医環境科学特別研究F (中間発表)>
- 演題:複合筋活動電位(CMAP)を用いたボツリヌス毒素および抗毒素の定量法の開発
演者:鳥居恭司 (感染症学)
<この後集談会が行われます>
平成21年11月18日(水) 会場:第1講義室
- 16:00〜16:40 <動物構造機能学特別研究F(中間発表)>
- 演題:ddy系由来遺伝性白内障マウスに関する研究
演者:近藤 友宏(実験動物学) - 16:40〜17:20 <動物構造機能学特別研究F(中間発表)>
- 演題:ミエリン疾患ミュータントラットの病理発生におけるグリア細胞の動態と役割
演者:井澤武史(獣医病理学)
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 第382回 獣医学専攻学術集談会
平成21年10月19日(月) 会場:りんくう学舎 多目的ホール
- 16:00~16:40 <学術集談会>
- 演題:アンモニアによるアストロサイトスウェリングの発生機序
演者:森山 光章( 統合生理学教室 )
要旨:肝性脳症時にみられる脳浮腫はアストロサイトがスウェリング(膨潤)することにより起こる。高濃度となったアンモニアが浮腫の原因と考えられているがスウェリングを起こすメカニズムについては十分にわかっていない。これまでにアンモニアはアストロサイトに①oxidative stressを引き起こすこと、②mitochondrial permeability transition (MPT)を誘導すること、さらに、③mitogen-activated protein kinase (MAPK)を介する細胞内シグナルカスケードを活性化させることが明らかになっている。今回、主にoxidative/nitrosative stressとスウェリングとの関連について紹介する。 - 16:40~17:20 <学術集談会>
- 演題:UPRとautophagy:細胞防御が示す死の転帰
演者:松尾 三郎( 毒性学教室 )
要旨:細胞は暴露される有害刺激に対して、防御機構を働かせ生存を図るが、過剰な刺激には死を選択する。刺激が異なれば働く防御機構も異なり死への経過も異なる。ER stressを例に見ると、構造異常蛋白の形成とER-Golgi間の輸送障害とでは異なる防御機構を活性化し、異なる情報伝達系を活性化して異なる経過をたどってapoptosisあるいはautophagic cell deathにより死に至ると考えられる。これ等はどのように調節されているのか?考えてみたい。
(学生、院生、獣医学専攻以外の方々の来聴も歓迎します。)
(なお,12月の集談会の開催日が12月11日(金)に変更になりました。)
生命環境科学研究科獣医学専攻大学院演習
平成21年10月19日(月) 会場:りんくう学舎 多目的ホール
- 13:50〜14:30 <動物構造機能学特別演習B(ミニレビュー)>
- 演題:Significant Roles of Galectin-3 in Fibrogenesis
演者:Vetnizah JUNIANTITO (獣医病理学) - 14:30〜15:10 <動物構造機能学特別演習B(ミニレビュー)>
- 演題:ミクログリアにおけるGDNF産生について
演者:山城晃子(統合生理学) - 15:10〜15:50 <獣医臨床科学特別研究F(中間発表)>
- 演題:ES細胞によるパーキンソン病モデル動物の治療に関する基礎的研究
演者:奥野剛 (細胞病態学)
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 第381回獣医学専攻学術集談会
平成21年9月18日(金) 会場:りんくう学舎 多目的ホール
- 16:00~17:00 <学術集談会>
- 演題:がんの転移・浸潤のメカニズムと分子標的治療をめざした研究
演者:伊藤 和幸 先生 大阪府立成人病センター・生物学部門部長
(世話役:獣医病理学教室) - 要旨:原発巣への集学的治療(手術、放射線、化学療法等)が進歩した現在、日本人の死亡原因一位を占めるがん死のほとんどは再発、浸潤、転移によるものであり、まさに転移を制するものはがんを制する時代に入っている。がんの転移は、原発巣からの離脱、浸潤、血管内侵入、流血中での生存、内皮細胞への接着、血管外への進出、転移先臓器での生着、増殖からなる一連の複雑なステップに基づいており、生物学の進歩に伴い、最近10年間で飛躍的な研究の進展があった。しかしながら標的治療をめざした製薬企業の臨床開発は明暗を分け、未だ転移に対する分子標的治療の臨床応用は開始されたばかりである。一方、転移は典型的な生物学的現象で、heterogeneityとplasticityという難題のため、数学、物理、化学的な線形理論では解析困難であり、科学的な研究対象としてもきわめて興味深い。本セミナーでは、転移研究の最新のトピックスをとりあげ、また我々の行っている分子標的治療をめざした研究に関して紹介したい。
(学生、院生、獣医学専攻以外の方々の来聴も歓迎します。)
生命環境科学研究科獣医学専攻大学院演習
平成21年8月31日(月) 会場:りんくう学舎 第1講義室
- 15:00〜15:40 <獣医環境科学特別研究F (中間発表)>
- 演題:Isolation and identification of Vibrio campbellii as a shrimp pathogen and development of a multiplex PCR for detection of V. campbelli, V. harveyi and V. parahaemolyticus
演者:Soumya HALDAR(獣医国際防疫学)
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 第380回獣医学専攻学術集談会
平成21年8月13日(木) 会場:りんくう学舎 多目的ホール
- 16:00~17:00 <学術集談会>
- 演題:ブタ卵母細胞の活性化とその発生特性
演者:三宅 正史先生 神戸大学自然科学系先端融合研究環•重点研究部
(世話役:実験動物学教室) - 要旨:哺乳動物は単為発生による個体生産を行わない唯一のグループの動物あることはよく知られている。しかし,これは着床後の発生に関することであって,着床前の発生については比較的受精卵によく似た発生特性を示すようである。
有用家畜の一つであるブタでは,体外受精において高い多精子受精を示すため,食肉衛生検査場で得られた卵巣由来の体外成熟卵子を起源とする胚の着床前発生に関わる情報が少なかった。そこで,単為発生2倍体を利用して,ブタ着床前の発生特性を調べることを行ってきたので,これによって得られた知見についてご紹介する。
(学生、院生、獣医学専攻以外の方々の来聴も歓迎します。)
生命環境科学研究科獣医学専攻博士論文公聴会
平成21年8月12日(水) 会場:りんくうキャンパス獣医学舎第1講義室
- 16:00〜
- 発表題目:「真菌感染によってマウス血清中に誘導される感染誘導型ヘモペキシンの発見とその性状解析」
発表者:岡崎 健一
発表会に関するお問い合わせ先:生命環境科学研究科獣医学専攻 稲葉 俊夫
(内線:りんくう2456)
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 獣医学専攻大学院演習
平成21年7月30日(木) 会場:りんくう学舎 多目的ホール
- 16:00〜16:40 <動物構造機能学特別演習B(ミニレビュー)>
- 演題:「イヌの僧帽弁閉鎖不全症と心筋リモデリングについて」
演者:ミュラー 樹(獣医解剖学) - 16:40〜17:20 <獣医臨床科学特別演習B(ミニレビュー)>
- 演題:脊髄損傷の治療法に関する最近の知見
演者:西田 英高(細病病態学教室)
生命環境科学研究科獣医学専攻博士論文公聴会
平成21年7月30日(木) 会場:りんくうキャンパス獣医学舎多目的ホール
- 15:00~
- 発表題目:「Characterization of apical complex antigens associated with the invasion of Cryptosporidium into host cells
(宿主細胞侵入に関わるCryptosporidium のapical complex 抗原の解析)」
発表者:松林 誠
発表会に関するお問い合わせ先:生命環境科学研究科獣医学専攻 稲葉 俊夫
(内線:りんくう2456)
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 第379回獣医学専攻学術集談会
平成21年7月17日(金) 会場:りんくう学舎 多目的ホール
- 16:00~17:00 <学術集談会>
- 演題:神経温存再生への戦略
演者:木山 博資先生 大阪市立大学・大学院医学研究科・機能細胞形態学
(世話役:獣医解剖学教室) - 要旨:神経は再生しにくい組織である。私たちは神経組織の再生をめざし、損傷後に運動ニューロンやグリア細胞で発現する多くの分子について、再生する場合と再生しない場合では何が異なるのかを検討してきた。得られた結果を眺めてみると、損傷を受けた神経細胞のなかでは生か死を決める分子群のせめぎあい、あるいは軸索再生の過程においては軸索伸展と崩壊のせめぎあいが多数の分子群によってくりひろげられていることが見えてきた。本セミナーでは(1)神経損傷後に何が起こっているのか。(2)神経再生過程で見られるグリアとニューロンのインターラクション。(3)遺伝子導入による再生の可能性。(4)再生現象を駆動する統合メカニズムの可能性。などについて紹介する。
(学生、院生、獣医学専攻以外の方々の来聴も歓迎します。)
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 獣医学専攻大学院演習
平成21年7月7日(火) 会場:りんくう学舎 第3講義室
- 16:00〜16:40 <獣医環境科学特別研究F(中間発表)>
- 演題:Genetic diversity of superintegron and its implication in the development of molecular typing tools for epidemiological studies of Vibrio cholerae
演者:Nityananda CHOWDHURY (国際防疫学教室) - 16:40〜17:20 <獣医環境科学特別研究F(中間発表)>
- 演題:
演者:Shruti CHATTERJEE (国際防疫学教室)
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 獣医学専攻大学院演習
平成21年7月1日(水) 会場:りんくう学舎 第1講義室
- 16:00〜16:40<獣医環境科学特別演習B(ミニレビュー)>
- 演題:Potential factors accounting for fluoroquinolones resistance in Escherichia coli
演者:Kabir SM. LUTFUL (国際防疫学教室) - 16:40〜17:20<獣医臨床科学特別演習B(ミニレビュー)>
- 演題:小児における水頭症の分類と治療法
演者:三好 紀彰(獣医放射線学教室) - 17:20〜18:00<獣医環境科学特別研究F(中間発表)>
- 演題:健康牛および下痢症患者から分離した志賀毒素産生性大腸菌の細菌学的性状および薬剤耐性パターンの比較
演者:呉 育羅(国際防疫学教室)
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 第378回 獣医学専攻学術集談会
平成21年6月24日(水) 会場:りんくう学舎 多目的ホール
- 15:15~15:55 <動物構造機能学特別演習B(ミニレビュー)>
- 演題:「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH):その発症とアディポサイトカインの関連」
演者:藤澤 可恵(獣医病理学教室) - 16:00~16:40 <学術集談会>
- 演題:実験動物における眼の基本構造と代表的病変
演者:田中 浩二 先生 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社、神戸医薬研究所、薬物動態安全性研究部
(世話役:特殊診断治療学教室) - 16:40~17:20 <学術集談会>
- 演題:同期リズム破綻による神経疾患の解析
演者:加藤 啓子 先生(実験動物学教室)
要旨:すべての生物は生物固有のリズムを持ち、外界からの環境リズム(概日リズム等)の影響を受ける。特に近年のストレス社会は、生体リズム(睡眠やホルモンバランス等)の変調をきたし、健全で安定した生活を送ることを困難にする。脳は、5感より受けた外界からの刺激を入力し、神経回路に沿って伝搬し、刺激に対する反応を、記憶として蓄えたり、運動やホルモン調節として出力する。このとき、神経の自発放電リズムは変化し、強度および移相を変えたリズムをもって、同期しながら神経回路上を伝搬する。われわれはこの脳の同期性リズム調節に着目し、同期リズム亢進モデルマウス(神経回路網の異常な同期性放電によるてんかん発作を示す)と同期リズム不全モデルマウス(睡眠障害・気分障害・不安障害を示す)を開発し、リズム調整機構の解明を目指してきた。今回、これらモデルマウスの特徴及び、一部明らかになってきた同期リズム調整メカニズムについて解説する。
(学生、院生、獣医学専攻以外の方々の来聴も歓迎します。)
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 第377回 獣医学専攻学術集談会
平成21年4月15日(水) 会場:りんくう学舎 多目的ホール
- 15:00~15:40 <学術集談会>
- 演題:大脳皮質発生におけるコンドロイチン硫酸の発現と機能
演者:石井 万幾(獣医解剖学教室)
要旨:コンドロイチン硫酸の生合成過程において、種々の硫酸転移酵素は糖鎖上の様々な位置に硫酸基を付加する。このことからコンドロイチン硫酸には構造的な多様性が認められ、この構造多様性が脳神経組織の発達に重要であると考えられている。演者は、大脳皮質形成におけるコンドロイチン硫酸の機能を明らかにするために、皮質形成期に発現する硫酸転移酵素遺伝子をRNAiによりin vivoでノックダウンした。その結果、コンドロイチン硫酸は、放射状グリアを足場とした脳室壁から軟膜側への神経細胞の移動を制御していることが明らかとなった。 - 15:40~16:20 <学術集談会>
- 演題:細胞膨化致死毒素(CDT)産生性大腸菌の下痢原性とcdt-I遺伝子のファージ伝達性について
演者:日根野谷 淳(獣医解剖学教室)
要旨:下痢症患者から分離された大腸菌が産生する毒素としてCDTが発見されて以来、多数のCDT産生性大腸菌(CTEC)の分離報告、CDTの毒性発現機構の解析が行われているが、CTECの下痢起因菌としての位置づけは未だ明らかにされていない。大腸菌が産生するCDTはアミノ酸配列の違いにより5タイプ(CDT-I〜CDT-V)報告されており、またCampylobacter属菌、Shigella属菌など様々なグラム陰性菌で見つかっているが、菌種内及び菌種を越えたcdt遺伝子の水平伝播機構も十分明らかでない。当日は、小児下痢症患者を対象としたCTECの分子疫学調査、cdt-I遺伝子のファージ伝達性、及び今後の展望について発表する。 - 16:20~17:00 <学術集談会>
- 演題:内分泌撹乱化学物質ビスフェノール-Aが雄鶏の形質と精巣の発達に及ぼす影響
演者:古家 優(獣医内科学教室)
要旨:ビスフェノール-A (以下BPA) は、弱いエストロジェン様作用を持つことが報告されている。BPAは食器や哺乳瓶のコーティング等に幅広く使用されているが、近年これらの製品からの加熱による溶出が問題となっている。今回、鶏冠や肉垂など非常に特徴的な雄性形質を持っている白色レグホン種の雄鶏を用い、BPAが1)雄鶏の生殖腺発生に与える影響、2)雄性形質の発達・精子形成に与える影響を検討した。本研究により、BPAは、ニワトリ雄胚子生殖腺の雌性化を誘導する可能性があることが判明した。また、低用量のBPAを幼鳥期から曝露することによって、雄性形質や精子形成が抑制されることが明らかとなり、雄鶏は哺乳類よりも、BPAにより強い影響を受けることが見出された。
(学生、院生、獣医学専攻以外の方々の来聴も歓迎します。)
