会長ご挨拶

ご挨拶

大阪府立大学獣医学友会

会長 深田 恒夫

大阪府立大学獣医学友会会員の皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

令和4年6月に開催されました第35回大阪府立大学獣医学友会総会に於いて北畠哲夫会長の後任として会長に選出されました深田恒夫(19期生、昭和46年卒)です。北畠会長は秦顧問のともに副会長、その後会長として約10年間本学友会の発展にご尽力されて来られました。このご尽力に敬意を表しますとともに感謝申し上げます。その後任として会長に就任しましたことに大きな責任を感じています。

私は、昭和46年に学部を卒業し、48年に修士課程を修了後、大阪府立大学および岐阜大学で獣医学教育・研究・診療に従事し、平成24年に退職後は大阪ペピイ動物看護専門学校で動物看護師教育に従事し、約50年間教育畑を歩んで来ました。

さて、昭和63年に獣医学科の学部独立を目的として学友会が立ち上げられ、その後、諸先生方が努力され、当局に働きかけをしましたが学部独立が進みませんでした。最近になって大阪府と大阪市の統治機構を変更する大阪都構想が出てきて、その中で大阪府立大学と大阪市立大学との統合することによって創設される大阪公立大学の目玉として令和4年4月に獣医学部、獣学研究科が立ち上がりました。このように曲りなりでも本会の目的であった学部独立が達成されことは卒業生一同大変喜ばしいことであり、学部の発展を期待したいところです。

学部独立を果たした学友会の今後の役割は、会員の親睦です。学友会での問題点は、総会の参加者が少ないことと会費の集まりが悪いことです。役員会の会議の中で参加者を増やすことを検討していますが、妙案はなかなか出てきません。何か妙案がありましたら私宛(tfukata@gifu-u.ac.jp)あるいは各役員にお伝えください。会員皆様の親睦と情報交換の手段の一つとしての学友会報は年二回、広報委員の皆様の尽力により発行されており、今後も継続して発行しますが、さらに内容を充実させるためも皆様からの積極的な情報提供をお願い致します。

もう一つの学友会の役割は、会員からの浄財を振興基金として国際学会での学生の発表における経済的支援です。学生、特に院生が将来研究者を目指すなら、若い段階で海外に目を向けることは有意義であり、今後も続けていきたいと思っています。

その他の役割としては、今回の総会時に提案されました「学部・研究科」への経済的支援です。大阪公立大学の目玉として学部が独立した割には大学当局からの研究予算配分は特別なものはなかったとのことでした。このことについては今後役員会で議論していきたいと思っています。

最後に、本学友会会員の皆様には、今後一層、本学友会の事業・活動にご関心を持っていただきより積極的にご参画いただきますようお願い申し上げ会長就任挨拶とさせていただきます。