ホーム > 本取組の特性 > その他の取組

その他の取組

数学基礎学力調査試験

18年度から入学時の数学の学力をチェックし、授業の進め方に反映させるために、数学基礎学力調査試験を工学部・生命環境科学部・理学部の1年生全員を対象に実施している。18歳人口の減少により、入学生の学力も多様化していることは間違いなく、授業実施前に調査し現状を把握する必要性があり、理系部局との協力のもとに実施している。

・18年度より、理系学部(工・生命環境・理)の新入生に数学基礎学力試験を実施。・数II・B の内容の定着率に問題があることが判明⇒授業へ反映

学部との意見交換会

専門基礎科目は専門の基礎として必須のものであるが、学生には学習へのモチベーションを持ちづらいという問題がある。これを解消するためには、学科ごとにどう専門に繋がっているかという具体的な例示等が必要であるが、これは各学部の教員の協力なしには不可能である。このため、18年度から理系部局との意見交換の場を設置した。これ以外に18年度から工学部の教育運営委員会との間で、「数学の専門と専門基礎との接続についての意見交換会」を開催している。今後、文系学部も含め、各部局とより具体的な教育内容の接続などについて話し合いを継続していく。

・専門教育との接続も重要・共通教育専門委員会の専門基礎部会を通じて実施。工学部とは、数学グループと工学部教育運営委員会と意見交換会を実施・数学科目のカリキュラム、数学教育の現状の説明、部局に適した数学教育の議論など

総合教育研究機構

本学の教育体制の大きな特徴は機構の設置である。本機構は、基礎教育・教養教育を担当するだけではなく、高等教育開発センターも機構内部に設置し、教育改革専門委員会(全学委員会)と連携して、FD活動を全学的に推進する組織でもある。また、専門基礎教育について議論する組織として、「共通教育専門委員会」の部会に「専門基礎科目部会」が置かれ、ここで専門基礎教育の在り方、リメディアル教育の実施、専門基礎と専門教育との接続などについて議論が行われている。数学基礎学力調査試験の実施についてもこの委員会の議を経て、教育運営会議で決定されている。

大阪府立大学全学教育体制図

FD活動