教授 小川 和重

OGAWA Kazushige

所属:動物構造機能学分野・統合生体学講座・獣医解剖学教室

 

学位 医学博士
最終学歴 京都大学大学院医学研究科
専門分野 細胞生物学,血管生物学,組織学
学部担当授業科目 獣医解剖学,獣医組織学
大学院担当授業科目 統合生体学特別講義A
オフィスアワー 木・金曜日(12:00~13:00) <りんくう・B513>
メールアドレス kogawa@vet.osakafu-u.ac.jp
ウェブサイト http://www.vet.osakafu-u.ac.jp/anat/

 

研究紹介

細胞間接触を介する情報伝達は多細胞生物の個体形成・維持に不可欠である.Eph/ephrinと呼ばれる一群の膜タンパクは,細胞が自己とグループを作る細胞かどうかを判断して細胞の接着と遊走を制御し,発生期の組織・器官形成に働くと言われている.この点を基に,「成体の分化した正常組織にも Eph/ephrinが発現し組織構築の維持や可塑性に重要な役割を果たしている.」と仮説を立て,仮説の検証とEph/ephrin機能制御による組織再生・可塑性制御の研究を進めている.分かりやすく言えば,組織には組織固有の細胞構築が認められるが,その細胞構築の制御機構をEph/ephrin分子を手がかりに調べ,臓器・組織の再生を目指した基礎的研究を行っている。例えば,何故肝臓は,肝細胞,血管内皮細胞,クッパ-細胞などが肝臓組織固有の細胞構築を形成するのか?実験動物,初代培養細胞,株化(癌)細胞を使い調べている。現時点の対象臓器・組織は肝臓の他に,胃粘膜上皮,心臓,血管内皮細胞と白血球,膀胱,腎臓である。

キーワード

細胞構築機構,Eph/ephrin,再生制御,組織の可塑性,形態形成

主な著書・論文

  1. Ogawa, K., Pasqualini, R., Lindberg, R. A., Kain, R., Pasquale, E. B.The ephrin-A1 ligand and its receptor, EphA2, are expressed during tumor neovascularization. Oncogene 19: 6043-6052 (2000).
  2. Ogawa, K., Tsuji, M., Noguchi, H., Tsuyama, S., Sasaki, F. Reversible formation of mega- and ordinary mitochondria in gastric parietal cells of guinea pigs. Ana. Rec. 287A, 533-539 (2004).
  3. Ogawa, K., Wada, H., Okada, N., Harada, I., Nakajima, T., Pasquale, E.B., Tsuyama, S. EphB2 and ephrin-B1 expressed in the adult kidney regulate the cytoarchitecture of medullary tubule cellsthrough Rho family GTPases. J. Cell Sci.,119, 559-570 (2006).
  4. 小川和重 内皮と中皮 「獣医組織学(第四版)」pp. 26-27,日本獣医解剖学会編,学窓社,東京,2008.

 

所属学会(役員、委員等)

  1. 日本獣医解剖学会(理事)
  2. 日本解剖学会(評議員)
  3. 日本組織細胞化学会(評議員)

 

受賞歴

詳細は大学HPの「教員活動情報」をご覧ください