臨床センター長の挨拶

2022年4月1日から大阪府立大学と大阪市立大学が統合し大阪公立大学が誕生しました。同時に、これまで大阪府立大学生命環境科学域附属施設として運営してきました獣医臨床センターも新たに大阪公立大学獣医学部附属獣医臨床センターとして生まれ変わることなりました。ご支援いただきました皆さまに厚く御礼申し上げます。
これまで、獣医臨床センターでは「あんしん獣医療」をテーマに掲げ、地域の動物と飼い主さんに安全な高度獣医療を提供することとともに、充実した学生教育・卒後教育の提供を目的として運営して参りました。新生獣医臨床センターにおきましても、「あんしん獣医療」への取り組みをより一層進め、地域に根ざした獣医療拠点としての役割を果たして参ります。

「あんしん獣医療」を地域の皆様へ

昨年度まで、獣医臨床センターでは、腫瘍科、神経・整形外科、軟部組織外科、眼科、循環器科、内科、大動物科、検査科の8つの診療科を設置し、地域での二次診療を展開して来ましたが、より安全な高度獣医療を提供する体制強化のために、麻酔科および画像診断科を新たに設置しました。さらに、地域の課題であった夜間救急診療体制の構築に向けて、2022年10月1日から、地域の獣医師グループ(りんくう動物救急医療協会)と協働して夜間救急診療を開始します。夜間救急診療の開始に向けて、夜間救急診療科を新たに設置いたします。新獣医臨床センターでは、これまでの8診療科に3つの新診療科を加えて、11診療科の体制で「あんしん獣医療」を提供するため尽力して参ります。また、診療予約システムの改良、ホームページをはじめとした情報提供体制の整備などを進め獣医臨床センターをご利用いただく際の利便性を高めていきます。これまで同様に動物医療の発展にも貢献して参ります。

獣医師の教育も私たちの重要な使命

大阪公立大学獣医学部では、ヨーロッパ獣医学教育機関協会(EAEVE)の認証取得を目指した新しい獣医学教育カリキュラムをスタートさせています。獣医臨床センターにおいても、様々な動物の病気をしっかり診ることができ、高度な倫理観と獣医療安全を身につけた獣医師を育成するため、国際的に質が保証された、実践的な臨床獣医学教育を実施できる環境を整備していきます。同時に卒後教育にも力を入れ、獣医師のキャリアアップをサポートするとともに、OPU-VMCセミナーなどを通して地域獣医療へ貢献できるよう努力します。多様な働き方を導入し、獣医師のキャリア継続やスタッフのワークライフバランス向上にも取り組みます。

安全な高度獣医療の実践と研究開発、未来を拓く若者の教育を実現するために、働く全スタッフがやりがいと誇りを持てる、より一層充実した獣医臨床センターを目指して努力して参ります。今後とも皆様のご支援よろしくお願いいたします。

大阪公立大学獣医学部附属獣医臨床センター
センター長 秋吉秀保