研究の概要

獣医国際防疫学教室では、水や食品を介して、また動物がその感染源となる細菌の病原性、薬剤耐性、分子疫学的解析や簡便・迅速診断法の開発を行っている。最先端の技術を用いるだけでなく従来の細菌培養法の改良にも取り組み、未知検体から菌の分離を自ら行う等、細菌学の基本を重視している。単に卒業論文をまとめるというのではなく、研究者の育成を目指している。

 

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【研究室の主な研究テーマ】
1.腸管出血性大腸菌の病原因子や志賀毒素ファージの多様性を解析し、分子疫学への応用やファージの発現誘導機序、毒素産生などの病原性との関係を調べている。
2.腸管感染症菌が産生する、cytolethal distending toxinの検出系の開発、疫学調査、病原性についての研究を行っている。
3.病原細菌の薬剤耐性化機構、特にインテグロンに関する研究を行っている。
4.食中毒細菌の簡便・迅速な検出系の開発に取り組んでいる。