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国際獣医学専攻オープンセミナー2019(1)
日時:2019年5月17日(金)午後4時30分~5時30分
場所:りんくうキャンパス1階 会議室(A-103)
Prof. Jacques MAINIL, DVM, MS Mol Biol, Ph.D.
Faculty of Veterinary Medicine
& Institute for Fundamental and Applied Research in Animal Health, University of Liège, BELGIUM
(ベルギー王国リエージュ大学)
薬剤耐性菌の出現は人の健康に対する脅威である。獣医療での抗生物質の使用が多剤耐性菌出現につながるとして、その使い方に対するルール作りが求められている。しかし、使用量削減に対する具体的な方策作りは、一部の国や地域で始まったばかりである。
本セミナーでは、①抗生剤の使用状況について幾つかのデータを示しつつヨーロッパ、特にベルギーでの耐性菌出現率について解説し、②農場、獣医療、医療の現場での使用制限について説明する。また、③仔牛からのbラクタム剤耐性大腸菌分離に関する実験データを説明、④薬剤耐性のポイントとなる遺伝学変化について解説した上で、⑤抗生物質に代わる細菌制御法について提案する予定である。
連絡先:獣医公衆衛生学教室
三宅眞実(内線62-2576)
E-mail:mami@vet.osakafu-u.ac.jp