研究

自然界に存在する様々な病原体が、生体の中に侵入した状態を「感染」といい、これらの病原体が増殖し、体内に病的作用を引き起こした状態を「感染症」という。感染症は宿主と病原体との相互関係で成立することから、本研究室では、病原体の持つ病原因子の解析ばかりでなく、宿主の持つ疾病の発症に関わる特異因子の解明も研究対象としている。具体的には、多様な疾患を起こすクロストリジウム属菌等の産生する蛋白毒素を中心に分子生物学、細胞生物学および免疫学的手法を多用しながら研究を行っている。