沿革

大阪府立大学獣医学友会の沿革

「大阪府立大学獣医学友会」は、大阪府立大学農学部獣医学科・同大学院農学研究科獣医学専攻(1955-)及びその母体校・前身である大阪府立農学校獣医科(1888-1909)・同畜産科(1909-1924)・同獣医畜産科(1924-1939)、同第二部獣医科(1939-1941)、大阪高等獣医学校(1942-1945)、大阪獣医畜産専門学校(1945-1949)、浪速大学農学部獣医学科(1949-1955)・同大学院獣医学専攻(1955)の卒業生・修了生、現・旧教職員の「相互の情報交流と親睦を密にすることにより、会員及び母校の発展と学術の進歩を図ることを目的」として1988(S.63)年10月22日に設立総会が開催され、会則を制定して発足しました。

その後、大学・学部・研究科の名称は、2000年4月1日に農学生命科学研究科獣医学専攻、また2005年4月1日には、公立大学法人大阪府立大学生命環境科学部獣医学科・同大学院生命環境科学研究科獣医学専攻に改組・改称されました。なお獣医学科は、2012年から全学的な学域制へと移行するのに伴って、生命環境科学域獣医学類と形を変えて、現在に至っています。

本会の主な事業は、会員の情報交換を密にするため、①「獣医学友会報」 (以下、会報)の発行、②年1回の定期総会(6月第2土曜日)、③総会時の講演会等、及び④懇親会の開催です。
学友会報は、本会発足翌年の1989年7月に創刊記念号が発行されました。その後、毎号「キャンパス便り」、「OB便り」、「お知らせ・その他」を3本の柱にして、折々のホットな関連情報を広報委員会で編集され発行しています。
会報は、当初、年2回の発行でスタートしましたが、情報量とニュース性を高めるために、翌1990年(第3号)からは、年3回発行し、また、会費納入を促し、会員数を増やすため創刊時から卒業生全員に配布していました。
しかし、運営費への圧迫が強いこともあり、2000年(32号)からは年2回の発行とし、会費納入者のみに配布することになりました。しかし、卒業生全員との連絡を保ち、正会員への勧誘のために、その後も年1回の定期総会の開催案内は卒業生・修了生全員に発送しています。
また、連絡網を整備し、2003年から各期卒業生1名の常任幹事へインターネット回線を使用した一斉同時FAXによる緊急連絡を行っています。卒業生全員に情報が届いていることを願っています。
このほか、これまで取り組んだ主な事業として、1993(H.5)年、本学の母体となる「大阪獣医学講習所開設(1883)」以来の獣医学教育110周年記念事業に参画して、記念式典を行うとともに記念誌「大阪府立大学獣医学科の百十年」を出版しました。

本会の運営経費は、 会の趣旨に賛同して会員になった人からの年会費、臨時会費、寄付及び雑収入(広告費等)を主な収入源としています。発足当初、学友会会員対象者1,746名に会則、会長挨拶状、入会案内等を発送し、527名から会費納入を得てスタートしました。
2005年4月1日現在、会員数は1,600名(生存同窓生は約2,300名)です。年会費は、正会員・特別会員:2000年度まで1,000円、2001年度以降は2,000円、準会員(在学生)は、2001年度入学生まで2,000円/6年、2002年度入学生以降5,000円/6年です。

本会の役員として、初代会長に高宮武彦氏(農畜昭9)が就任したほか、副会長3名、監査役2名、顧問1名、常任幹事39名、幹事115名で発足しました。
その後、2002年6月、高宮会長が勇退されて、名誉会長に就任し、設立以来副会長として本会の発展に尽力されてきた秦 敦朗氏(獣専昭23)が2代目会長に就任しました。現在は2018年(H30年)から就任された北畠哲夫氏が会長となり、現役員とともに会の更なる発展に努力しています。