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新任教員研究発表会

日時:2021年7月27日(火)午後1時〜午後3時(予定)
場所:ZOOM会議室(入室情報は直前に改めてお知らせします)

発表者:谷田任司先生(解剖学研究グループ)、畑中律敏先生(国際防疫学研究グループ)

発表内容:

13:00〜:谷田任司先生(解剖学研究グループ)
タイトル:生細胞イメージングより明らかとなった核内受容体による新たな転写制御機構とその病態解明への展開
要旨:核内受容体はリガンド依存性の転写制御因子であり,そのシグナル経路の破綻は糖尿病や腫瘍など,様々な疾患と密接に結び付く。私は,核内受容体の中でも生体内リガンドが不明で3つのサブタイプを持つエストロゲン関連受容体(ERRα,β,γ)に興味を持ち,その脳内分布,細胞内動態ならびに機能を主に生細胞イメージングなどの手法を用いて解析してきた。本発表会では,その研究内容を概説し,今後の展望を紹介したい。

13:55〜:畑中律敏先生(国際防疫学研究グループ)
タイトル:Campylobacter属菌による食中毒の制御と本属菌が産生する細胞膨化致死毒素に関する研究
要旨:Campylobacter属菌の多くは家畜の腸管内に生息している人獣共通感染症起因菌であり、我が国のみならず世界中においても主要な食中毒菌として問題となっている。本発表会では、本属菌による食中毒の制御に関する研究として「亜塩素酸水」の殺菌効果に関する研究、そして、本属菌の病原性解析のアプローチとして、病原因子として考えられている細胞膨化致死毒素(CDT)に関する研究を紹介する。